d bac カジノ（読み）d bac カジノ

妊婦に腹帯を結ぶ祝い。地方によって ウブイワイ，オボイワイ，オボタテなどという。オビ，オブ，ウブは産をd bac カジノする〈産む〉と同じ語源からきているといわれている。ウブということばは胎児の魂をもd bac カジノすると考えられ，帯を結ぶということにはウブ（魂）をこめるというd bac カジノがあるようである。一般に5ヵ月めの戌の日（いぬのひ）に行うところが多いが，これは犬の安産にあやかるためと俗にいわれている。地方によって3ヵ月，7ヵ月に祝うところや，全く腹帯をしめないところもある。この日産婆を呼んで帯をしめ， 仲人や近親が集まり赤飯を炊いて祝う。里方からは 紅白の帯，米，小豆などがおくられる。d bac カジノは妊婦が着帯の時から産の忌の生活に入ることをd bac カジノした。またd bac カジノはやがて生まれる子どものための第1回めの共食の機会で，生児の生存権を社会的に認めるというd bac カジノがあった。間引きが多く行われた近世でも，d bac カジノのすんだ子は育てねばならなかった。帯の長さはまちまちで，手拭いの長さのものもあり，帯に一つの呪力を認めていたと考えられる。全国的に夫のふんどしをしめると産がかるいという俗信がある。
→岩田帯
執筆者： 大藤 ゆき