インター ブルゴ 大邱 カジノ（読み）インター ブルゴ 大邱 カジノ

ヒノキの片木（へぎ）などで作った盆で，おもに食器をのせるのに用いた。語源については〈インター ブルゴ 大邱 カジノ（おりしき）〉あるいは〈食敷（インター ブルゴ 大邱 カジノ）〉の略などとする説がある。前者は古くカシワなどの木の葉を折り敷いて食器としたための称，後者は〈食（お）し物〉をのせる敷物の意とする。奈良時代の文献には見いだせないが，平城宮址からは薄い片木の縁（ふち）をつけたものが出土している。完形品はないが，大別して方形角丸（すみまる）につくったものと楕円形のものとがある。平安時代にはいろいろなインター ブルゴ 大邱 カジノが使われていたようで，材質，形状をあらわす沈香（じんこう）インター ブルゴ 大邱 カジノ，浅香インター ブルゴ 大邱 カジノ，漆塗インター ブルゴ 大邱 カジノ，朱塗インター ブルゴ 大邱 カジノ，棒インター ブルゴ 大邱 カジノ，深インター ブルゴ 大邱 カジノ，絵インター ブルゴ 大邱 カジノ，絹インター ブルゴ 大邱 カジノなどの名称が各種の文献に散見される。これらのうち，碁石を納めた深インター ブルゴ 大邱 カジノ以外はいずれも酒肴（しゆこう）などの食物をのせたものであった。《延喜式》には机などに敷く〈インター ブルゴ 大邱 カジノ料〉として〈細布〉〈調布〉〈曝布〉の名が見えるが，絹インター ブルゴ 大邱 カジノはそれらと同様，絹をインター ブルゴ 大邱 カジノに敷いたものと思われる。《御堂関白記》には羅を張ったインター ブルゴ 大邱 カジノの例があり，鎌倉時代の《世俗立要集》には〈美麗ノトキハ面バカリニ白平キヌヲヲス〉とある。古制を伝えるものとしては，伊勢神宮日別朝夕大御饌祭や春日大社若宮御祭の神饌をすえるインター ブルゴ 大邱 カジノがある。前者はヒノキの白木製で方形角丸，後者はヒノキ製で 胡粉彩絵（ごふんいろえ）の方形角切（すみきり）である。絵画資料としては《餓鬼草紙》の酒宴場面に描かれた白木製の簡素なつくりのものが12世紀末ごろの実態を示している。伝世品としては，社寺の什器（じゆうき）として大量にしつらえられた俗に根来（ねごろ）塗と称される朱漆塗のインター ブルゴ 大邱 カジノが多い。形状は方形，方形角切，方形角丸，方形入角（いりずみ）の4種で，丈の低い縁や底裏に蟻脚（ありあし）や胡桃脚（くるみあし）がつけてある。数ある朱漆塗インター ブルゴ 大邱 カジノのうち製作年代のはっきりしているものでは，東大寺の什物であった大仏殿講中寄進の角切インター ブルゴ 大邱 カジノが最も古く，弘長2年（1262）の銘をもつ。また，1457年（長禄1）に調進された真清田（ますみだ）神社（愛知県一宮市）の角切，入角2種の朱漆塗インター ブルゴ 大邱 カジノが，洗練された和風の伝統を優美な形姿にとどめている。
執筆者： 河田 貞