精選版 日本国語大辞典 「貫」のオンラインカジノのライブディーラー・読み・例文・類語
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出典精選版 日本国語大辞典 精選版 日本国語大辞典について情報
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通貨の単位または質量の計量単位。(1)通貨の単位。中国の宋代のころに始まる通貨の単位で,銭貨1000文(もん)のことをいう。この名称は銅銭1000枚の穴に緡(びん)(鏹(きよう)ともいい,ぜにざしのこと)を貫いて束ねたことに由来し,日本でも唐銭,宋銭の流入に伴って室町時代前後から用いられるようになった。江戸時代になると通貨は基本を異にする金,銀,銭の3貨に分かれ,基本単位は金貨が小判の両(=4分=16朱),銀貨が匁,銭貨が文であり,銀貨1000匁を1貫目,銭貨1000文を1貫文と呼んだ。このうち銀貨は秤量(ひようりよう)通貨であり,単位の匁や貫目は質量(目方)の単位である。これらの通貨単位の交換率は1700年(元禄13)に〈金1両=銀60匁=銭4貫文〉と定められたが,以後変動している。これらの単位は1871年(明治4)の新貨条例による円,銭,厘への一本化で廃止された。(2)質量の単位。中国で宋のころから唐の開元通宝銭の質量を質量単位の基準として用いるようになり,その単位を銭と称したが,その慣習が日本に伝わり,一文銭の質量を匁(銭),1000匁を1貫目(貫)と呼んだ。貫を質量の単位の名称とするのは日本特有のことである。その大きさは大宝令による質量の単位に対し6斤4両であり,改鋳による銭貨の目方の変動にもかかわらず,ほぼ安定に保たれていたという。91年制定の
執筆者:
三宅 史
木造建築の真壁造りで,柱の途中を貫いて相互に横につなぎ,軸組みを強固にするとともに壁下地である竹小舞を取り付ける桟とする構造補強材。通し貫ともいう。桁下から土台まで,その入れる高さによって天井貫,内法(うちのり)貫,胴貫,地貫の名があり,胴貫を2本入れるのを5通り貫,1本だけのを4通り貫ともいう。ふつう1.5cm厚,成(せい)(幅,長さに対して下端から上端までの垂直距離をいう)10cm内外の板を,柱真に貫幅よりやや広く彫った貫穴に通し,両側からくさびを打って固定する。通し貫は鎌倉時代に禅宗建築の導入によって初めて興った構法であり,それ以前は飛鳥時代から社寺の列柱の頂部を上から枘(ほぞ)を割り込んで太い貫材を落とし込んだ頭(かしら)貫だけであった。吹き放しの建物をこの頭貫とそのすぐ下の太い飛(ひ)貫(樋貫)と下部の腰貫3本で固定する櫓建ちの手法も平安時代から使われたが,通し貫を数段用いることと塗壁の併用によって,日本の木造建築では材料を経済的に用いながら水平力に抵抗できる耐力壁が独自に発達することになった。
執筆者:
太田 邦夫
縁にひもをとおして足の甲にかけきんちゃく状にした毛皮製の浅沓(あさぐつ)。材料には熊,牛,猪,カモシカ,アザラシの毛皮などが使われた。平安時代の末ころから武将などが馬に乗るときにはいたもので,室町時代には綱貫(つなぬき)と呼ばれるようになった。動物の頰(つら)皮を用いたのでツラヌキ,沓の前部の頰にひもをとおしたのでツラヌキと当初は呼んだものと思われる。江戸時代中期の伊勢貞丈によれば,ツラヌキは緒を足の裏へ回して足の甲で結んではくものだが,沓底の縁に別革で乳(ち)がとりつけてあり,これに両側から緒を貫いて結ぶのでツラヌキ沓というのを略したものだという。江戸時代から一般にも用いられた綱貫は牛,豚,猪などの革製で,農民や行商人などが防寒用にはいた。毛皮製をケグツ,なめした革をナメシグツ,形をきんちゃく状に作ったのでキンチャクグツ,沓底にすべり止めの鋲(びよう)をたくさん打ったのでソウビョウなどと呼ばれた。
執筆者:
潮田 鉄雄
出典株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」 改訂新版 世界大百科事典について情報
1貨幣の単位。銭貨1000文(1貫文(オンラインカジノのライブディーラーもん)),または銀貨1000匁(1貫目(オンラインカジノのライブディーラーめ))の称。後者は重量による。中国古代の制度に由来。日本で銭貨1000文を1貫というのは,和同開珎(わどうかいちん)がはじめて鋳造された和銅年間にまでさかのぼる。調銭の事例はすべて1貫を単位とし,1貫ごとに(あるいは100文の緡(さし)10個を束ねて)荷札を付した。長屋王家木簡(和銅~霊亀年間)にも1貫の緡の付札の実例がある。なお九六銭(くろくぜに)計算の場合には,銭貨960文で1貫とした。
2〆とも。匁(もんめ)の1000倍に相当する重量の単位。中国で貨幣1000銭(文)の単位としたことからおこり,日本の重量の単位となった。近世では1貫が約3.74kgに相当したが,1891年(明治24)の度量衡法でメートル法を基準として,1貫を3.75kgと定め尺貫法の基本単位とした。1959年(昭和34)から計量法により商取引上の使用が禁止された。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」 山川 日本史小辞典 改訂新版について情報
出典株式会社平凡社 百科事典マイペディアについて情報
出典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について
…同じ木造であっても,材木を横にして積み重ねる校倉(あぜくら)のような構造は,倉庫その他のごく一部の建築にしか使われなかった。骨組みのなかで最も重要なのは,柱と,これをつなぐ梁(はり),貫(ぬき),長押(なげし)で,壁は単なる仕切りにすぎず,構造的に重要なオンラインカジノのライブディーラーをもたない。そのため,壁をまったくもたない建築も可能であり,また一般に窓や出入口は煉瓦造,石造に比べてはるかに大きい。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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