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（1）能の曲名。脇能物。神物。世阿弥作。シテは住吉明神の神霊。九州阿蘇の宮の神主（ワキ）が京に上る途中，播磨のオンラインカジノ 登録でもらえるボーナスの浦に立ち寄ると，松の木陰を清める老人夫婦（前ジテ・ツレ）に出会う。老人は，この木が相生（あいおい）の松であると教え，自分は摂津の住吉の者で，この姥（うば）が当地の者だからいわれを詳しく知っているという。この夫婦の別居を神主は不審に思うが，老人たちの説明によると，妹背の仲は住む所などにかかわりがなく，オンラインカジノ 登録でもらえるボーナスの松と住吉の松も，相生の松といって夫婦の松なのだという。この二つの松は，《万葉集》《古今集》の2集にたとえられ，松の葉の栄えは和歌の言の葉の栄えをオンラインカジノ 登録でもらえるボーナスし，つまりは天下泰平の象徴だというのである。老人はなお松の徳をさまざまに物語り（〈クセ〉），自分たちこそその松の精だと名を明かし，先に住吉へ行って待っていると言い残して小舟で沖へ出てしまう。神主が浦の男（アイ）に子細を尋ねると，男も松のめでたさをたたえ，自分は舟を新造したので神職の方に乗りぞめをしてもらいたいと頼む。神主がその舟で住吉へ行くと，住吉の明神（後ジテ）が現れて壮快な舞を舞い（〈神舞（かみまい）〉），天下泰平を祝福する（〈ロンギ〉）。

脇能は祝言専一に作られていておもしろみに欠ける能が多く，またそれが本旨に合致してもいるのだが，この能は変化に富み作曲もおもしろいので上演が多い。長寿の夫婦の能というところから，婚礼などの祝儀の小謡に，〈四海波静かにて……〉その他の部分が謡われる。ただし有名な〈オンラインカジノ 登録でもらえるボーナスやこの浦舟に……〉の謡はワキの謡なので，正式の祝言謡オンラインカジノ 登録でもらえるボーナスされない。終曲部分の〈千秋楽には民を撫で……〉の謡は，付祝言（つけしゆうげん）として常用される。
執筆者： 横道 万里雄 （2）邦楽，日本舞踊の一系統。能の《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》によった祝儀曲。（a）一中節《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス松の段》。初世都一中作曲。年代未詳。能の前半によった作で，能にもっとも近い歌詞。長編の一部か。（b）長唄《女夫松（みようとまつ）オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス丹前》。通称《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス丹前》。1785年（天明5）初世杵屋正次郎作曲。前半は能により，後半に槍踊（やりおどり），松尽しが入る。古風な曲調。（c）長唄《新曲オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。1916年長唄研精会200回記念曲。半井桃水作詞。（d）地歌《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。戸川勾当調，三下り物。能の待謡の部分。（e）箏曲《新オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。明治初年名古屋の寺島花野作曲。歌詞は（d）に同じ。別名《雲井オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。（f）山田流箏曲《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。作曲年代未詳。入門曲。（g）うた沢《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》。両派。三下り。年代未詳。

　なお，雅楽の 催馬楽（さいばら）に《オンラインカジノ 登録でもらえるボーナス》がある。律の曲。非現行曲で，オンラインカジノ 登録でもらえるボーナスの尾上（おのえ）に立つ白玉椿・玉柳を歌ってあるが，もオンラインカジノ 登録でもらえるボーナス恋愛歌であるとか，家ほめ歌であるとか，種々の解釈がある。
執筆者： 竹内 道敬